passions's blog

元塾講師・現家庭教師anデイトレーダーのおはなし

Lideoを買った

 すっかり間が開いてしまいました。なんと二ヶ月です。毎日更新しようなんて、土台無理な話だったのです。まあ読者もいるわけじゃないのでどうでもよいのですが。

 

 さて、Lideoを買いました。感想です。本を置く場所がどこにもないのが主な理由です。あ、長文注意です。「電子書籍端末じゃ本読むしかできねーじゃん。普通にタブレット買えよ」というツッコミは却下します。タブレットなんか買ったら本読む以外の事できちゃうじゃねーかよ、っていうのが反論です。時間、際限なく使っちゃうでしょう?

 使ってみて気付いたのですが、紙の本をぺらぺらするのと端末やらPCをかちかちするのとでは、精神的なコストがまるで違います。非漫画書籍では画面のほうが、漫画では紙媒体のほうがコストが安いように感じます。この現象がなぜ起こるのか考察しようと思うまでは進んだのですが、上手く言語化できそうにもないのでやめました。シス単やるのとP-Studyやるのじゃ心理的コストが全く違うのと同じです。シス単が「しすたん!」だったらもう少しやる気が出たかも知れません。もえたんってあったなあ。

 脱線したので戻します。そういうわけと経済的事情によって、Lideoを使って読むのは主に字の本になりそうです。約3000冊入るらしいので月に20冊入れても150ヶ月持ちますし、3年くらいしたらもっと便利なのに買い換えるでしょうから、全く問題ないです。お値段のほうは月額制で、ポイントを買ってそのポイントでお買い物ができるというシステムです。月額ではなく個別にポイントを買うこともできるのですが、それだとちょっとポイントの割合が悪くなります。際限なく買ってしまわないように月額で15000円だけポイント購入することにしました。それ以外に連載追ってる漫画も買うので、月の読書量は2万円くらいになると思います。本に費やせるお金って一月に大体1万から2万くらいだと思うのです。やべーおれ自己管理能力はんぱないです。

 そんなこんなで欲しい物をぽんぽーんと買い物かごに入れていたら、よんまんえんと表示されました。バカだなあ、とおれはつぶやきます。欲しい本を欲望のままにクリックしたくらいで、四万円になるわけないじゃないか、と自嘲気味に笑います。目を二三度こすり、もう一度画面に目をやります。40000です。ええええ。驚きます。しかしここで妥協してポイントを追加購入しないのがおれのいいところです。諦めてかごから半分出します。なぜなら自己管理能力はんぱないからです。いいさ、来月があるさ。泣いてないもん。男の子だもん。

 っで、本は本でもどんなのを読むかといいますと、まあ、ラノベになると思います。あと、青空文庫。あと読みたい本。山田詠美の新刊が出たら即買いします。なんだよ、結局なんでも読むんじゃねーかよ。それでもラノベを最初に挙げたのは、恥ずかしながらライトノベルというモノをほとんど読んだことがないからです。なので面白いラノベ知ってる人は教えてください。ついでにケータイ小説も。恋空は読まないと人間じゃないみたいな世間の空気があったので読みましたが、ちょーつまんないぜべいべー!って感じでした。

 にも関わらず「そろそろ舞城王太郎芥川賞あげなくっちゃあ」とか鼻くそほじりながら言ってるわけです。非常に恥ずかしい。ちゃんちゃらおかしいです。左を向いて「破戒も坊っちゃんも読んだことないとか無いわー」と言いながら右を向いたら「ラノベwwwケータイ小説とかwww」とか言ってるわけです。ダブルスタンダードいくない。あ、でも、一時期流行ったケータイ小説論はなかなか秀逸でした。石原千秋の「ケータイ小説は文学か」と速水健朗の「ケータイ小説的」は特におすすめです。脱線しました。今ではハルヒを読んでも田中慎弥を読んでも、ちょーおもしろいぜまどもあぜる!って感じです。

 って言っててあれなんですが、これも多分に個人の内面的問題なのですが、例えば今出た「ハルヒ」とか漫画でいうと「まおゆう」とか紙の本で買う気になれません。理由は多分恐らくきっと色々あるのですが、生まれて初めて買った思い入れの深い漫画であるGetBackersでさえ置き場所争いに巻き込まれている――本棚の国取り争いには敗れたため、現在クローゼットに保管中――というのに、「まおゆう」なんかを本棚に入れるわけにはいかないです(まおゆう関係者の皆様には心より謝罪いたします。ひどいことゆってごめんね?)。

 欠点としてはアナログな使い方ができない、ドッグイアつけたところをささっとめくる能力についてはやっぱり紙の本が他の追随を許しません。というのはもちろんあるのですが、貸せないというのが一番大きいように思います。これすっげー面白いんだよ、読んでみてー、っていうのができません。無理やりやる方法はありますが不法行為になります。美味しい物はひとりで食べるよりみんなで食べたい派のおれとしては、ちょっと看過できなさそうなのですが、物理的に置けないものは置けないのでやむを得ません。あれあれあれ?看過しちゃったな?

 そんな感じなのでつまり要するに、面白いラノベ教えてくださいっていうお話でした。